経産省資源エネ庁HPより

 

 最近、米国西海岸ではプラスチック製ストローの使用が禁止されるようになっている、と飯田香織『NHK』ロサンゼルス支局長が、出かけたレストランやカフェでの実態を朝の番組『おはよう日本』でレポートし、ご自身のフェースブックにも投稿してくれている。欧州ではうねりとなって広がっている使い捨てプラスチック使用禁止がカリフォルニアにも及んだのだな、と思っていたら、「G7でプラスチックごみの海洋汚染問題協議、日本署名せず」(『TBS NEWS』2018年6月10日13:30)というニュースが流れてきた。えっ、日本は署名しなかった? なぜだろうか。

 当該記事を読むと、「日本政府関係者は『プラスチックごみを減らしていく趣旨には当然、賛成しているが、国内法が整備されておらず、社会にどの程度影響を与えるか現段階でわからないので署名できなかった』としています」とのことだった。

 G7での協議項目は、当然、会議が始まるだいぶ前に確定していて、合意文書のドラフトも事務方には提示されているはずだ。参加する日本政府関係者は事前に内部討議を行い、準備をして臨んでいたのではなかろうか。

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