ポンペオ国務長官(中央左)と金正恩党委員長(同右)の会談は、昼食をはさんで5時間半も続けられたのだが(『労働新聞』HPより)

 

 米国務省は10月2日、マイク・ポンペオ国務長官が同7日に北朝鮮を訪問すると発表した。これに関連し、ポンペオ長官は6日に日本に立ち寄って安倍晋三首相、河野太郎外相と会い,、7日に北朝鮮を訪問。その日のうちに韓国入りして文在寅(ムン・ジェイン)大統領や康京和(カン・ギョンファ)外相に訪朝結果を報告、8日には中国を訪問するとした。

 これは、これまでのポンペオ長官の訪朝に関連した日程とは異なったものだった。ポンペオ長官の3月31日から4月1日の1回目の訪朝は、CIA(米中央情報局)長官としての秘密訪朝だったので、関係国に立ち寄ることはなかった。

 2回目の5月9日の際は、北朝鮮に拘束されていた米国人3人の身柄を受け取り、10日に米国に戻った。安倍首相は10日にドナルド・トランプ米大統領と電話会談し、ポンペオ長官の訪朝結果の報告を受けた。ポンペオ長官は同11日に国務省で、康外相に訪朝結果を説明した。

 そして7月6~7日の3回目の訪朝では、7日夜に日本に到着。8日に安倍首相と会い、さらに東京で日米韓3国外相会談を開いて、日韓両国外相に訪朝結果を説明した。

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