頭の中は中間選挙のことばかり?(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 11月6日に投票が行われる米国中間選挙まで3週間となった。中間選挙では上院(定数100議席)の約3分の1の33議席が改選対象となるとともに、ミネソタ州、ミシシッピ州で議員辞職に伴う特別選挙が実施される。下院(定数435議席)については全議席改選となり、トランプ政権前半の政権運営に対する有権者による初の審判が下されることになる。中間選挙後、与党・共和党が上下両院での多数党の立場を引き続き維持できるのか、あるいは、共和、民主両党の関係者や専門家らが最近憶測し始めていているように、野党・民主党が下院で8年ぶりに多数党の立場を奪還できるのかに大きな注目が集まっている。

 こうした連邦議会選挙の陰に隠れてあまり目立たないが、今回の中間選挙では、全米50州のうち36州で知事選も同時に実施されることになっている。

 現在、全米50州の知事は、共和党が33名、民主党が16名、無所属がアラスカ州のビル・ウォーカー州知事1名となっており、共和党が民主党を2対1の割合で凌駕している。今回は36名の州知事が改選期を迎えるが、内訳は共和党26名、民主党9名、無所属1名となっており、民主党が共和党を攻め込む構図となっている。

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