ビットコインは今月14日に急落して以来、下落基調が続いている(C)AFP=時事

 

「仮想通貨」と言うと、どんなイメージをお持ちだろうか。

「未来の通貨」「非中央集権的システム」「夢の通貨」などなどポジティブな意見を持つ人がいる反面、「胡散臭い」「危ない」「ギャンブル性が高い」といった批判的な見方もある。

 どちらも理解できる。

 確かに「ブロックチェーン」という新しい概念でインターネット時代の金融システムを目指すのは革新的だと言える。一方、日本では最近、ネガティブなイメージを抱かせるような事件、騒動が続出しており、一時期に比べて高揚感や期待が薄まりつつあるのも事実である。

相次いだ「仮想通貨流出事件」

 11月14日、無登録で出資を募った「金融商品取引法違反」容疑で警視庁が男8人を逮捕した。高配当をうたって80億円近くを集めたというが、その約9割は仮想通貨「ビットコイン」だったとされる。同法の規制対象外であることに目を付けたと見られている。

 今年1月には、日本の仮想通貨交換会社「コインチェック」から約580億円分の通貨「NEM(ネム)」がサイバー攻撃によって流出する事件が発生し、日本をはじめ世界中で大きな話題になった。何者の仕業なのか、そしてこれほど巨額の通貨がどこに消えたのか、詳細はいまも不明のままだ。

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