「経験重視」と「世代交代」の折衷案「下院民主党指導部新体制」
2018年12月5日
【ワシントン発】 2018年中間選挙の結果、野党・民主党は連邦下院議員選挙(定数435議席)で39議席純増となり、過半数の218を上回る234議席を獲得し、8年ぶりに下院で多数党に復帰することになった。他方、共和党は200議席となった(接戦のため1議席については未確定)。
現在、米議会は第115議会(2017年1月3日〜2019年1月3日)の残りである「レームダック会期(Lame-duck session)」を迎えているが、そうした中、来年1月3日に召集される第116議会(〜2021年1月3日)での下院民主党指導部の新体制が、11月28日に決定された。
「ペロシ下院議長復帰」に一部党内の反発
当日、第116議会で正式に就任する民主党の次期下院議員らによる次期下院議長候補選出投票が行われ、ナンシー・ペロシ下院院内総務(カリフォルニア州第12区選出)が選出された。同時に、ペロシ氏の後任のほか、下院院内幹事、下院院内総務補佐、下院民主党議員連盟会長ら、下院民主党を率いることになる指導部の新体制が決まった。
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