議長のクリティカ・ポーランド環境副大臣は採択直後に嬉しさのあまり踊り出した(C)AFP=時事

 

 親子共々お世話になった編集者から「おふたりの共通点は楽天的なところ」だと指摘されたことがある。息子がどう思っているのかは知らないが、筆者は「そうなのかな」と思うことが度々ある。

 たとえば、社会人になって10年くらい経ったころ、仕事上での失敗について「心配するな。命まで取られるわけじゃないから」と諭してくれた先輩がいた。爾来、筆者はものごとの軽重を「命を取られるかどうか」で判断するようになっている。すると、ほとんどのことはたいしたことではない。一大事と思うことでも、時間が経てばいい思い出になる(かな?)。

 筆者は間違いなく「楽天的」だ。

 悲観的な人からは「真剣に考えていないからだ」と非難されることがある。

 だが、と楽天的な筆者は思う。

 人類は楽天的だからこそ、今日を迎えているのではなかろうか、と。

 

 たとえば、右に掲げた経済産業省資源エネルギー庁の『エネルギー白書2013』に記載されている「世界のエネルギー消費量と人口の推移」というグラフを見れば、人類が「より良き明日」を求めて、新たなエネルギー源を探し出して人口増を図り、発展してきたことが分かる。

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