さて、今年はいったい何が起こるのでしょうか? (C)EPA=時事
 

 フォーサイト編集部です。新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 本年も昨年同様、新年を迎えるに当たり、執筆者の方々に「2019年の注目点、気になること」をお聞きし、それを【「専門家の部屋」編】と【テーマ編】にまとめてみました。こちらは【「専門家の部屋」編】です。お楽しみください(タイトルをクリックすると、それぞれの執筆者の記事一覧ページにジャンプします)。

 

【アメリカ:足立正彦】トランプ政権「党派対応」加速でさらなる混迷

 中間選挙の結果、2019年の第116議会で与党・共和党は多数党を維持するものの、下院の多数党は野党・民主党が8年振りに復帰することになる。
「ねじれ議会」という政治状況下で歴代大統領は概ね妥協を模索したが、ドナルド・トランプ大統領の場合、再選に向け、内政・外交ともに「米国第一主義」に基づく党派的対応をさらに加速させることが懸念される。それだけに、より一層混迷が深まる1年となると予測される。

 

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