「世界記録はゴルフ界全体の名誉ですよ」(C)KUNIO TAMURA(以下同)

 

「Jリーグ」初代チェアマンにして日本サッカー協会(JFA)会長も歴任した川淵三郎氏(82)と、「世界のアオキ」こと日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の青木功プロ(76)との特別対談は、タブーや忖度など一切ない発言で知られる川淵氏が「ゴルフ界の大改革を!」と青木会長に迫る白熱した展開に。そしてさらに、選手たちの具体名も挙げて舌鋒と指摘が鋭くなって――。

白熱した試合が増えれば

川淵三郎:ゴルフの環境で言えば、日本の場合はコースが短く優しくなったと言われますが、それでもたとえば、毎年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が開催される「東京よみうりカントリークラブ」のあの18番ショートは、世界的に見ても難しいですよね。プロでもなかなかパーを取れない。ああいう難しいグリーンがある一方で、「三井住友VISA太平洋マスターズ」が開催される「太平洋クラブ御殿場コース」の18番ロングなどは、イーグル取って優勝、という展開が見られる。両極端でおもしろいですね。

青木功:だから、やっぱり距離じゃないんですよね、ゴルフのおもしろさって。

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