「飛距離」だけではない「チャリティ増大」「システム改革」米ツアーの「秘訣」
2019年1月16日
2019年を迎えたゴルフ界には、1月1日から施行された新ルールにまつわる話題が多々見られる。新しいコトやモノの始まりは、往々にして賛否両論が飛び交うもの。だが、これまで批判や反論を恐れることなく突き進んできた米ツアーは、今年も強気で前進し続けていく様子だ。
統計によれば、2018年の米ツアー選手の平均飛距離は296.1ヤードで、2017年の292.1ヤードから一気に4ヤードも伸びた。この現実に対し、世界のゴルフ界においては「ゴルフがパワーゲーム化している」「飛距離追求に偏りすぎて、ゴルフ本来の姿が見失われつつある」など、批判的な声も聞かれる。
さらに、「クラブやボールに何かしらの規制をするべきではないか?」「プロとアマで用具を変えるべきではないか?」など、いろいろな提言も聞こえてくる。
しかし、米ツアーを率いるジェイ・モナハンPGAツアー・コミッショナーは、そうした声を耳にしながらも、あえて聞き流し、我が道を進むと言う。
「選手層はどんどん若年化し、よりアスレチックになりつつある。そんな彼らはテクノロジーとデータのおかげでクラブの効用を最大化することができ、生み出されるパワーはさらに拡大されていく。コースコンディションや天候は不確実な面が多々あるが、パワーが拡大していく傾向が今後も続いていくことだけは確実だ」
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