ついにこの「忠実な最側近」まで離れてしまうのか(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 トランプ政権が2年前の2017年1月に始動してからちょうど2年が経過して折り返し点を過ぎたが、閣僚及び閣僚級高官ポストの約半数がすでに政権を去るという異例の事態となっている。

 トム・プライス厚生長官、ラインス・プリーバス大統領首席補佐官、ジョン・ケリー国土安全保障長官(大統領首席補佐官に横滑り後、辞任)、スティーブ・バノン首席戦略官兼大統領上級顧問、レックス・ティラーソン国務長官、デビッド・シュルキン復員軍人長官、アンドリュー・プルイット環境保護庁(EPA)長官、ジェフ・セッションズ司法長官、ライアン・ジンキ内務長官、ジェイムス・マティス国防長官、ニッキー・ヘイリー国連大使、ジョン・ケリー大統領首席補佐官らが、1期目の折り返し点にすら到達することなく、ドナルド・トランプ大統領に更迭され、あるいは自ら政権を離れた。

 対照的に、トランプ政権発足当時から現在も政権に残っている主要閣僚としては、スティーブ・ムニューチン財務長官、ウィルバー・ロス商務長官、イレーン・チャオ運輸長官、リック・ペリー・エネルギー長官、ベン・カーソン住宅都市開発長官、ロバート・ライトハイザー米国通商代表部(USTR)代表らに限られ、トランプ政権の閣僚がいかに流動的であるかを改めて認識することができる。

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