(左)真ん中のチーズはチェダーチーズで、両端にあるのはカシェルブルーチーズ。パンは全粒粉のブラウンソーダブレッド。イーストの代わりにソーダを使っている (中)牛のステーキとコルカノン。アイルランドでは牛は生まれてから食卓に上るまで電子管理され安心・安全だ。コルカノンは、ジャガイモとケール、バターで作られており、ふわふわな食感 (右)シーフードも盛りだくさん! “美食の国”アイルランドでは、国が多額の投資を行ってシェフの育成を含む食品産業の発展を促している 撮影・西村 純(以下同)

 

 国土の約70%が農地もしくは牧場や牧草地という、緑豊かなアイルランド。ポール・カヴァナ駐日大使曰く、

アイルランド   ポール・カヴァナ大使、ローズマリー夫人

  「大西洋から来る新鮮な風と綺麗な雨が、我が国の大地を潤し、動物と農作物を育てるのに最適な環境を作っています」

 その食品は、質が高く、EU加盟国の中でも最高水準の安全性を持つことから、世界180カ国に輸出されている。特に牛肉は、北半球で最大規模の輸出国だ。

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