「CERA Week」の特別基調講演にはポンペオ米国務長官が立った(同会議のHPより)

 

 今週、米国テキサス州のヒューストンで「CERA Week」というエネルギー業界の国際会議が開催されている(3月11~15日)。

 1990年に名著『石油の世紀 支配者たちの興亡』(上)(下)(邦訳1991年、日本放送出版協会)を著して一躍国際的に有名になったダニエル・ヤーギンが1983年に創立したエネルギー調査会社「Cambridge Energy Research Associates」(以下CERA)が毎年、顧客を集めて2、3日間の会合を持っていた。それが、2004年に「CERA」が世界的規模の調査会社「IHS Energy」に買収されたこともあり、今では世界中の業界要人のみならず有力政治家も参加する1週間規模の国際会議となっているものだ。今年の特別基調講演には、マイク・ポンペオ米国務長官が立った。

 その「CERA Week」に参加した「OPEC(石油輸出国機構)」のムハンマド・バーキンド事務局長が、「ドナルド・トランプ米大統領のツイートは、石油市場に新たな不確実性をもたらしている」と発言した、と『フィナンシャル・タイムズ』(以下FT)が報じている。

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