青森県沖の太平洋に墜落した航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35A[航空自衛隊提供](C)時事

 

 去る4月9日、航空自衛隊(以下「空自」)の最新鋭ステルス戦闘機「F35A」が青森県東沖公海に墜落し、パイロットが行方不明になって1カ月が経過して、同型機保有国は、最高機密の「ステルス性能・コックピットとヘルメットに集積されたC4ISR(指揮“Command”・統制“Control”・通信“Communication”・コンピュータ“Computer”・情報“Intelligence”・監視“Surveillance”・偵察“Reconnaissance”)機能」の保全に関心を示した。また、中国・ロシアは、「F35Aの機体の破片からステルス技術を探る、パイロットのヘルメットからC4ISRの仕組みを知る」ためか、F35Aの残骸捜索と思われる海上活動を行った。

 5月7日になってようやく防衛省は部品の一部を発見したと発表したが、最先端技術を中露に盗まれてはならないと、パイロットの安否も含め、日米共同の必死の捜索活動がいまも続いている。

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