「生産性」を高めたければ「休み方改革」の議論を!
2019年5月10日
10連休という超大型のゴールデンウィークが終わった。海外旅行を楽しんだり、行楽地へと繰り出したりして、10連休を満喫した人も多かったに違いない。一方で、むしろ前例のない「稼ぎ時」になったことで、ほとんど休みらしい休みが取れなかった人もいたのではないか。
126日は休むことに
世は「働き方改革」の時代。モーレツに働くだけでなく、残業時間を削り、休暇を取得することが奨励されている。この4月から施行された改正労働基準法では残業の上限を決めただけでなく、年次有給休暇のうち5日を取得させることが企業に義務付けられた。国を挙げて「休み」を奨励しているわけだ。
日本人は働き過ぎと言われているが、世界一の休日大国であることはあまり知られていない。お上主導で「休日」を増やしてきた結果だ。「海の日」に続いて「山の日」を創設、祝日と祝日に挟まれた日は、「国民の休日」とするようになった。2018年の祝日は16日で、米国の10日やドイツの9日、英国の8日など欧米先進国に比べて多い祝日数を誇ってきた。
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