イランのザリーフ外相が、5月15日、急遽来日した。外務省によれば、滞在は17日までの予定という。NHKの報道では、16日に河野外相との会談、安倍首相への表敬訪問が行われる模様である。

NHKのウェブサイトは短期間で削除されてしまうことが多いため(これによってNHKは国際的に有力な報道機関として存立するための最低限の要件を欠くものと思われるが)、訪日の経緯やアジェンダについての記述をコピーしておく。

【外務省関係者によりますと、ザリーフ外相の来日はイラン側の要請で急きょ決まったということで、ザリーフ外相は16日、河野外務大臣と会談するほか、安倍総理大臣への表敬を行うことにしています】

【一連の会談では、イランを取り巻く最新の状況やアメリカが離脱した核合意をめぐって意見が交わされるものとみられます。

日本政府としては、エネルギー供給の生命線となっているホルムズ海峡が封鎖されるような事態の悪化は回避すべきだとしていて、イランとの伝統的な関係も生かして、一定の役割を果たしたい考えです】

英語版ではザリーフ外相の急遽来日の経緯として次のような記述がある。

【Japan's Foreign Ministry said Zarif's three-day visit through Friday was quickly arranged at Iran's request. He is to have talks with Japanese Foreign Minister Taro Kono on Thursday, and pay a courtesy call to Prime Minister Shinzo Abe.

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。