史上初の「女性米大統領」を目指す(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長が2020年民主党大統領候補指名獲得争いへの出馬を5月16日、正式に行った。これで民主党の候補者数は合計23名となり、2016年共和党大統領候補指名獲得争いに出馬した17名をはるかに上回っている。

 また、1カ月あまり先の6月26日と27日の両日には、フロリダ州マイアミにおいて『NBCニュース』などの主催で2020年民主党大統領候補選出プロセスでは初めてとなる第1回候補者テレビ討論会が開催されることになっており、今後、候補者の間で活発な政策議論も本格化に行われ、主要争点が浮かび上がってくることになる。

 各種最新世論調査では現在、他の22名の候補者らを大きく引き離して先頭を走っている「フロントランナー」の立場にあるのが、上院議員在職36年、副大統領在職8年を経験し、圧倒的な知名度を誇るジョー・バイデン前副大統領である。そして、前回の2016年に続き2度目のホワイトハウス挑戦となる左派のバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)がバイデン氏に続く構図となっている。

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