「オバマ人気の再来」と注目を集めるアフリカ系のハリス上院議員だが……(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 6月9日、2020年民主党大統領候補指名獲得争いに出馬している23名の候補のうち、19名もの候補が一斉にアイオワ州入りした。

 同州の東部地域に位置する主要都市シーダーラピッズで、同州民主党主催の2019年名誉殿堂(ホール・オブ・フェイム)と題するイベントが開催された。同イベントは、指名獲得争いの「幕開け」となる2020年2月3日に実施される同州民主党党員集会に関連する、現時点では最大のイベントとなった。民主党系活動家1500名や多数のメディア関係者が出席し、各候補がそれぞれ与えられたわずか5分間の演説を行い、自らに対する支持を訴えた。

 アイオワ州の地元紙『デモイン・レジスター』などが6月2日から5日までの4日間、有権者600名を対象に実施した最新世論調査結果も公表され、ジョー・バイデン前副大統領が24%で首位となり、16%のバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)、15%のエリザベス・ウォレン上院議員(マサチューセッツ州選出)、14%のインディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長、7%のカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州選出)が続く展開となっていることが明らかとなった。

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