「序盤州」サウスカロライナ州民主党予備選挙の重要性

執筆者:足立正彦 2019年6月12日
エリア: 北米
「オバマ人気の再来」と注目を集めるアフリカ系のハリス上院議員だが……(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 6月9日、2020年民主党大統領候補指名獲得争いに出馬している23名の候補のうち、19名もの候補が一斉にアイオワ州入りした。

 同州の東部地域に位置する主要都市シーダーラピッズで、同州民主党主催の2019年名誉殿堂(ホール・オブ・フェイム)と題するイベントが開催された。同イベントは、指名獲得争いの「幕開け」となる2020年2月3日に実施される同州民主党党員集会に関連する、現時点では最大のイベントとなった。民主党系活動家1500名や多数のメディア関係者が出席し、各候補がそれぞれ与えられたわずか5分間の演説を行い、自らに対する支持を訴えた。

カテゴリ: 政治
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top