「米連邦議会議事堂占拠事件」で苦境に立たされる2人の「共和党上院議員」

執筆者:足立正彦 2021年1月25日
エリア: 北米
ジョシュ・ホーリー上院議員(右)の責任を問う動画を公開している「リンカーン・プロジェクト」のツイッター
 

 ドナルド・トランプ前大統領がホワイハウスを離れた1月20日直前まで活発に議論されていたのは、共和党に影響力を持ち続けるトランプ氏と、同党はどのように共存していくのかといった議論であった。

 2016年共和党大統領候補指名獲得争いでエスタブリッシュメント(既成勢力)の支持を受けていたジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事らに勝利し、翌2017年1月に大統領に就任した公職経験のない「アウトサイダー」であったトランプ氏は、在職中に共和党に対する影響力を次第に増大させていった。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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