昨年末時点でいち早く有力視されていた候補たち。左上から時計回りにバイデン氏、ブッカー氏、ハリス氏、ウォレン氏、マイケル・ブルームバーグ氏(出馬断念)、オルーク氏、サンダース氏、シェロッド・ブラウン上院議員(出馬断念)(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 今月はフロリダ州において、2020年大統領選挙関連の2つの重要な政治イベントが開催されることになっている。

 1つは、再選を目指すドナルド・トランプ大統領に関する政治イベントであり、6月18日にフロリダ州オーランドでメラニア夫人、マイク・ペンス副大統領らとともに、事実上の再選に向けた決起集会が開催されることが決まった。トランプ大統領にとってフロリダ州は別荘「マールアラーゴ」があり、大統領就任後最も頻繁に訪れている州である。また、再選キャンペーン戦略という観点からは、フロリダ州の大統領選挙人数はカリフォルニア州(55名)、テキサス州(38名)に次いで、ニューヨーク州とともに29名と全米第3位の規模を誇っている。「激戦州」では最大の大統領選挙人を誇るフロリダ州で大統領候補が勝利できるか否かは、大統領選挙の帰趨を決することになり、トランプ大統領にとっては、再選を果たすためにも2016年大統領選挙に続き勝利しなければならない州の代表格がフロリダ州である。

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