史上最多24人が出馬している民主党では第1回テレビ討論会が開催されたが、2回に分けて行われた。写真は26日の第1陣(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 ドナルド・トランプ大統領は6月18日、「激戦州」としては大統領選挙での最大の大統領選挙人29人を持つ南東部フロリダ州のオーランドで支持者を集めた大規模政治集会に出席し、2020年大統領選挙への再出馬を正式に表明した。

 メラニア夫人やマイク・ペンス副大統領も出席したこの政治集会で、トランプ大統領は在職2年半で取り組んできた堅調な米国経済や中国に対する厳しい通商政策、不法移民取り締まり強化などの政策を挙げつつ、自らの実績として誇示したうえで、「Keep America great(米国を引き続き偉大にする)」との再選スローガンを明らかにした。2020年秋の大統領選挙に向け、トランプ大統領は再選キャンペーンを本格的に始動させた。

野党・民主党に対する社会主義批判

 再出馬を表明した政治集会での演説では、トランプ大統領は自らが対決することになる民主党の大統領候補が誰になろうとも、次期大統領選挙で民主党大統領候補に1票を投じることは「過激な社会主義の台頭」と「アメリカン・ドリームの破壊」に対して1票を投じることになると主張している。

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