ビーガン特別代表(写真)がメインとなる実務協議は進展するのか (C)時事

 

 北朝鮮の党機関紙『労働新聞』は会談翌日の7月1日付で、6面中3面を費やし、写真35枚を掲載し、板門店会談を大々的に報じた。

「歴史的対面」と大々的に報道

 掲載された写真は、トップで使われた首脳会談で握手する写真を除けば、ドナルド・トランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が軍事境界線で握手する場面から、トランプ大統領の北朝鮮入り、米朝両首脳の韓国側へ戻っての談笑、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領を含めた3者対面、米朝首脳会談、会談終了後に文在寅大統領を含めた3人が軍事境界線へ行くまでが時間順に掲載された。米国や韓国では公表されなかった首脳会談にマイク・ポンペオ米国務長官、李容浩(リ・ヨンホ)外相が同席した写真も含まれた。

『労働新聞』は板門店で「トランプ大統領の提案で」「歴史的な対面」が行われ、「1953年の休戦協定後、66年ぶりに朝米両国の最高首脳が分断の象徴であった板門店でお互いの手を握り合う驚くべき現実が展開された」と報じた。

 同紙は「米国現職大統領が史上初めて軍事境界線を越えてわれわれの領土を踏む歴史的な瞬間が記録された」とした。

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