当初予想では「左側vs.真ん中」になるはずが、終わってみれば右側の女性がほぼ一人勝ち(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 6月26日と27日の2夜に渡ってフロリダ州のマイアミで行われた第1回民主党大統領候補者討論会が終わった。次回討論会は、2020年大統領選挙の帰趨を決する州の1つになると見られる「重要州」であるミシガン州のデトロイトで、7月30日と31日の2日間、それぞれ10名が参加するかたちで行われる。

 第1回討論会を終えて、ジョー・バイデン前副大統領が精彩を欠いた一方、高いパフォーマンスを示した2人の女性候補、カマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州選出)とエリザベス・ウォレン上院議員(マサチューセッツ州選出)に「勢い」が出てきており、明暗がはっきりした。

 こうしたことは各種世論調査でも明らかになっており、第1回討論会が終了した翌28日から30日までの3日間『CNN』が実施し、7月1日に公表された結果では、2夜に及んだ討論会のいずれかを観ていたと回答した有権者のうち、実に46%の有権者が、最も優れたパフォーマンスを示した候補としてハリス氏を挙げ、ウォレン氏19%、バイデン氏8%と続く結果となった。

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