ホルムズ海峡、南シナ海と軍事脅威が高まっているだけに極めて重要ポストだが……(C)AFP=時事

 

【編集部より】本記事は、エスパー氏が6月21日に「次期国防長官」に指名された段階での状況に基づいて、7月11日にアップロードされていたものですが、このほど正式に国防長官の指名が承認されて就任したため、冒頭にその経緯の解説を加え、改めて再掲いたします。

48. マーク・エスパー国防長官(55)

 7月23日、米議会上院本会議で指名承認採決が行われ、超党派の支持を受けて賛成90票、反対8票という圧倒的賛成多数で指名が正式に承認された。昨年12月以来、国防総省を率いる国防長官が約7カ月間不在という異例の状況が続いていたが、ようやく解消されることとなった。

 ドナルド・トランプ大統領は6月21日、次期国防長官に陸軍長官のエスパー氏を指名する方針を明らかにした。次期国防長官指名を辞退したパトリック・シャナハン国防長官代行は、6月24日付で国防長官代行を辞任したが、同日付でエスパー氏が国防長官代行に就任していた。

 トランプ大統領がシリアやアフガニスタンからの米軍撤退の方針を突如表明したことに抗議するかたちで2018年12月、ジェイムズ・マティス氏が国防長官を辞任した。その後、トランプ大統領は2019年1月に国防副長官から国防長官代行に昇格させたシャナハン氏を、5月9日に次期国防長官に指名していた。ところが、米議会上院による指名承認プロセスの中で、シャナハン氏の元夫人との婚姻当時の家庭内暴力が発覚した結果、同氏は指名を辞退する状況に追い込まれたため、同氏に代わる次期国防長官として、陸軍長官から昇格させる形でエスパー氏を指名した経緯がある。

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