「サウジアラムコ」インド石油会社買収はムハンマド皇太子の焦りか
2019年8月16日
2019年8月12日、サウジアラビア(以下、サウジ)の国営石油「サウジアラムコ」(以下、アラムコ)が、インドのコングロマリット「リライアンス・インダストリーズ」(以下、リライアンス)の、負債を含めて750億ドル評価の石油精製・石油化学部門の20%を買収することに合意した、とのニュースが流れた(『Financial Times』=以下FT=「Aramco to take a fifth of Reliance’s $75bn oil refining unit」)。
記事には、まだ「LOI(Letter of Intent、意向表明書)」の段階で、最終合意したものではない、と書かれているが、「アラムコ」の目指す海外展開の一環とのトーンで書かれていた。
この記事だけでは誤解を生むと思ったのか、「FT」は、220億ドルにも膨れ上がった「リライアンス」の負債軽減の狙いもあることが分かるような記事を追報している(「Saudi Aramco deepens Indian ties with Reliance partnership」)。
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