クビを切られないのは副大統領くらいかも(C)AFP=時事
 

【ワシントン発】 2017年1月にトランプ政権が発足してから2年7カ月が経過したが、歴代政権と比較した場合、閣僚やホワイトハウス中枢の高官人事の異動の割合が非常に高いことが鮮明となっている。

 実際、ドナルド・トランプ大統領自ら指名して就任したものの政権を去っていった閣僚数は、すでに2桁に達している。

 具体的には、ジョン・ケリー国土安全保障長官、トム・プライス厚生長官、レックス・ティラーソン国務長官、デビッド・シュルキン復員軍人庁長官、スコット・プルイット環境保護庁(EPA)長官、ジェフ・セッション司法長官、ジェイムス・マティス国防長官、ニッキー・ヘイリー国連大使、ロバート・ジンキ内務長官、リンダ・マクマホン中小企業庁長官、さらにはケリー氏の大統領首席補佐官への横滑りで後任として国土安全保障長官に就任していたキルステン・ニールセン氏も更迭され、7月にはアレクサンダー・アコスタ労働長官も政権を去った。最近では、ウィルバー・ロス商務長官やリック・ペリー・エネルギー長官、アレックス・アザール厚生長官の辞任も憶測され始めている。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。