アブドラアジーズ大臣の会見を報じる現地メディア
 

 英経済紙『The Economist』は、サウジアラビア(以下、サウジ)のアブカイク原油処理施設とクライス油田がドローン攻撃を受けた翌9月15日、「Drone attacks cut Saudi Arabia’s oil output by half」と題する記事の中で、サウジの国営石油会社「サウジアラムコ」(以下、アラムコ)は「48時間以内に被害の程度について最新情報を出す」と語った。

「48時間以内」ではなかったが、現地時間9月17日(火)夕刻、サウジの新エネルギー相であるアブドラアジズ・ビン・サルマーン王子が記者会見を行い、「すでに失われた生産能力の半分は回復し、9月末までには完全に復旧する」と語った。

 さらに、「1200万BDの生産能力への回復は11月末まで難しいだろう」と述べた(『フィナンシャル・タイムズ』=FT=東京時間2019年9月18日午前7時ごろ掲載「Saudi Arabia seeks to reassure on oil supplies after attack」)。

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