「すぎる」が多すぎるゴルフ界にもっと「プロ意識」を
2019年10月8日
昨季の米ツアーで年間王者に輝いた北アイルランドのローリー・マキロイ(30)が、米シーズン終了後に欧州ツアーへ戻り、「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」に出場。通算15アンダーで26位タイに終わったマキロイは、欧州メディアに向かって、こんなことを言った。
「僕は今年の『スコティッシュ・オープン』では13アンダーまでスコアを伸ばしたのに、34位タイ(という下位)だった。最近の欧州ツアーはコース設定が甘すぎる。ミスショットがペナルティにならず、スコアは伸びる一方だ。13アンダーとか15アンダーというスコアなのに30位前後なんて状況にイライラする。コース設定をもっと難しくする必要がある。そうすることが未来の若い選手たちの育成につながる。それこそがゴルフ界に求められているんだ」
これだけ聞いていると、正論のように感じられる。選手たちのスコアが軒並み伸びるのはコース設定が「簡単すぎるからだ」と語気を強めるマキロイ。ミスをしてもボギーやダブルボギーにならず、バーディーだって取れてしまうコース設定は、一流選手たちが戦う舞台としては、いかがなものかと警鐘を鳴らしている。そして、スコアが伸びるばかりのコース設定は選手たちを甘やかし、ゴルフをダメにしてしまうと危惧し、そんな欧州ツアーのコース設定を思い切り批判している。
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