野嶋剛さんの新刊&イベントのご案内!

執筆者:フォーサイト編集部2019年10月19日
二重国籍問題とは何だったのか――

 

「中国・台湾の部屋」の野嶋剛さんが編者の1人として参加した『二重国籍と日本』(国籍問題研究会編/ちくま新書)が刊行されました!

 2016年に世間を騒がせた蓮舫参院議員の二重国籍問題をきっかけに結成された国籍問題研究会は、弁護士やジャーナリスト、研究者からなる任意団体で、国籍問題について調査・研究を行っています。

 日本では「日本人=日本国籍保有者」というイメージが強くありますが、外国人の移住者や国際結婚が増える中、改めて「日本人とは何か」「国籍とは何か」ということを考えさせられる時代になってきていると言えるでしょう。

 そこで本書は、蓮舫議員やテニスの大坂なおみ選手などの象徴的なケースを紹介しながら、世界の潮流や日本の法制度の問題点などについて包括的に論じています。野嶋さんは大坂選手の国籍問題の他、蓮舫議員の二重国籍問題を巡るメディアの迷走について執筆しています。

 ぜひご一読ください!

 

 また10月30・31日には、台湾の18人の作家が日本での旅を綴ったアンソロジー『我的日本――台湾作家が旅した日本』(呉佩珍編訳、白水紀子編訳、山口守編訳/白水社)のイベントで、野嶋さんが司会・講師を務めます。

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