「国際政治ch」もよろしく

執筆者:池内恵2019年11月3日

昨夜はウェブ放送の「国際政治ch」に出演していた。対談のお相手は、北朝鮮の政治外交を研究している宮本悟さん(聖学院大学教授)。

「国際政治ch」は国際政治学者の細谷雄一さん、同じく国際政治学者の篠田英朗さん(フォーサイトでも欄を持っていらっしゃる)などと立ち上げたインターネット上の放送・動画チャンネルで、国際政治情勢の最新の動向を、専門家ならではの様々な「ツボ」を押さえてトークするというのが趣旨である。

月2回、原則は金曜の夜8時から放送しており、放送後2週間ほどすると動画が公開される(前半30分ほどは無料、その後1時間半〜3時間は有料)

私がこのチャンネルの立ち上げ会議でコンセプトを出す時には、次のように言った記憶がある。「研究者がシンポジウムや学会で仕事をして、終わった後に打ち上げ・懇親会やりますよね?その時に一番良い情報が飛び交っていませんか?それを放送してしまいましょうよ」

昼の報告・討論の場で大まかなところは議論が済んだ上で、夕方以降に「表の場では言い逃した、言えなかった、本当のところ、まだ確定ではないが将来面白くなりそうなところ」を議論するのは、こういった内輪の懇親会や二次会の場であり、学会などはもっぱら二次会のために行くと言ってもいい。

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