「偽装留学生」増やし続ける「文科省」「マスコミ」「学会」の大罪(下)
2019年11月27日

北海道の雄大で美しい風景をあしらった「旭川日本語学校」のHP。経営者らが逮捕された
日本語学校に関する不祥事がまた発覚した。
11月6日、北海道旭川市の「旭川日本語学校」の経営者ら5人が、ベトナム人留学生2人を違法就労させたとして入管難民法違反(不法就労助長)容疑で逮捕されたのだ。経営者は自らが社長を務める産業廃棄物処理場などで、留学生たちを「週28時間以内」の法定上限を超えて働かせていた。同様に日本語学校経営者が自身の営む会社で留学生に違法就労させていた事件は、2016年に「東日本国際アカデミー」でもあった。
旭川日本語学校は、ベトナム以外にもネパールやウズベキスタンなどの留学生を受け入れていたという。留学ビザ取得のために必要な書類を捏造し、出稼ぎ目的で入国する留学生が多い国ばかりだ。そんな“偽装留学生”を同校は受け入れ、学費を取りつつ労働者として利用していた可能性が高い。
日本語学校の数は過去10年で約2倍に増え、全国で約750校を数えるまでになった。
旭川日本語学校も2017年にできた新設校だ。
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