スペイン人で2人目の「欧州ナンバー1」になったジョン・ラーム(C)AFP=時事
 

 欧州ツアーの昨季最終戦「DPワールドツアーチャンピオンシップ・ドバイ」を制したスペイン出身のジョン・ラーム(25)が、その優勝によって欧州ナンバー1に輝き、「僕の人生で最大の栄誉である」と胸を張った。

 今は亡きセベ・バレステロスが1991年に欧州ナンバー1になって以来、王座を獲得したスペイン人はラームが2人目となった。

「たくさんのスペイン人選手が、そのチャンスに迫りながらモノにできなかった。それを僕がやった。セベに次いで僕が成し遂げたことが信じられない。大きな栄誉だ」

 スペイン人選手でラームの「先輩」と言えば、ホセ・マリア・オラサバル(53)、セルヒオ・ガルシア(39)といったメジャーチャンプたちがおり、彼らも幾度か欧州ナンバー1に迫ったが、結局、王座を逃がした。

 だが、ラームは25歳の若さで、しかも米ツアーとの掛け持ち参戦で、見事、欧州ナンバー1に輝いた。それは、欧州ツアーが前途洋々の有能な選手を擁していることの証。欧州ツアーを率いるキース・ペリー会長もラームの快挙に頬を緩めていた。

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