「ウクライナ疑惑」に絡むロシアの陰謀:「弾劾訴追状」に明記されていた奇妙な謀略情報
2019年12月24日
12月18日のドナルド・トランプ米大統領に対する米下院の弾劾訴追。その訴追状の中に、重要なインテリジェンスの問題が明記されていた。日本の大手メディアはこれを無視しているので、あらためて追及した。
弾劾の第1項目「権力濫用」では、「(1)(トランプ)大統領がウクライナ政府に対して、捜査を発表するよう要請した」のは、「(A)ジョセフ・バイデン前副大統領」のこと、そして(B)だと明記している。
(B)は、弾劾訴追状の原文によると、
「2016年米大統領選に干渉したのはロシアではなくて、ウクライナだ、とするロシア が広めている信頼できない説」
とある。
トランプ大統領は、2016年大統領選に干渉したのはウクライナだというロシアの陰謀説を信じ、ウクライナに捜査するよう求めていたというのだ。ただ弾劾訴追状は、それ以上詳しいことに言及していない。
それでは、ロシアによる2016年大統領選への干渉、として米国の特別検察官が捜査した「ロシア疑惑」は一体、どうなるのか。
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