「市原弘大」の「子どもたちのために」密かな行動と大きな願い
2019年12月25日

市原から大和くんにプレゼント(筆者撮影、以下同)
ほぼ1年中目まぐるしく動き続ける世界のゴルフ界も、束の間のクリスマス休暇を迎えているが、休暇に入る直前、世界ナンバー2のローリー・マキロイ(30)は、故郷に新たなゴルフアカデミーを創設した。
北アイルランドのホーリーウッドの町にある「ホーリーウッドGC」は、かつてマキロイの父親ゲリーがバーを開いていた場所であり、マキロイは幼いころから父親の「職場」でもあるそのコースに毎日のように足を運び、ゴルフクラブを振っていた。
「ここは僕が特別な日々を過ごした特別な場所。たくさんのものをもらったこの場所は、僕の出発点です。そこに、お返しをするのは当然であり、大切なことです」
お世話になったゴルフ場と故郷の町に恩返しをしたい。そんな気持ちから、マキロイはゴルフアカデミーを創った。
「単なる練習場を越えたアカデミーにしたい」
最新のトレーニング機器を揃えたジム、トラックマン(弾道計測器)やシミュレーターを備えた打席も完備されたこのゴルフアカデミーが、故郷のゴルファーたちの役に立つことは言うまでもない。だが、マキロイ自身が一番気にかけているのは、これからゴルフ界を担っていく子どもたち、ジュニアゴルファーの育成だ。
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