「新型肺炎」で「OPECプラス」は大幅減産合意するか
2020年2月7日

サウジの大幅減産提案をロシアが飲むか否かが焦点(左はサウジのアブドルアジーズ・エネルギー相、右はロシアのノヴァク・エネルギー相。2019年9月の会合)(C)EPA=時事
新型コロナウイルス肺炎(以下、新型肺炎)の拡大・蔓延はいつピークを迎えるのだろうか?
医学については全くの門外漢なので、流れてくる関連情報を一歩引いて読むことしかできないが、人類の英知を信ずる根っからの楽天家である筆者は、「朝が来ない夜はない」と考えている。
夜はいつか明ける。
問題は、それまでどのくらいの時間が必要なのかが分からないことだ。
だが「分からない」からといって「不安」に陥るのではなく、分からないことは分からない、だが安易な結論に飛びつかないぞと、ある意味で諦念することが大事なのではなかろうか。
これは、世間によくある陰謀論を拒否する術でもある。
さて、一昨日2月5日の原油市場は、新型肺炎の対処療法が見つかりそうだ、とのニュースを受けて反発した、と報じられている。
振りかえって見れば、2020年の「NYMEX(New York Mercantile Exchange)」のWTI(West Texas Intermediate)原油価格(終値)は、61.18ドル/バレルで始まった(初取引日である1月2日の終値)。
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