一挙に重要性を増した民主党「ネバダ州党員集会」
2020年2月13日
【ワシントン発】 民主党の大統領候補指名獲得に向けて2月に党員集会、予備選挙が実施されるアイオワ州、ニューハンプシャー州、ネバダ州、サウスカロライナ州の4州については、「序盤州(early states)」と呼ばれる。
このうちアイオワ州党員集会は「幕開け」ということもあり、中西部の小州にもかかわらず、その実態以上に大きな役割を果たしつつ注目され続けてきた。
今回の民主党のアイオワ州党員集会で選出された誓約代議員数は、41名である。しかし、これは7月13日から16日までの4日間の日程でウィスコンシン州ミルウォーキーにおいて開催される「民主党全国大会」に出席する全体の誓約代議員3979名の、わずか1.03%にすぎない。
全米で最初の予備選挙が行われるニューイングランド地方のニューハンプシャー州も、大統領候補選出の点で歴史的にも非常に重要な役割を果たしてきたため、過度に注目が集まる州である。
だが、今回の民主党予備選挙で選出される誓約代議員数は24名であり、全体の誓約代議員の0.6%しか占めていない。
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