ネバダ州党員集会直前、テレビ討論会に登場したブルームバーグ氏(左端)(C)AFP=時事
 

【ワシントン発】 民主党のネバダ州党員集会が2月22日に実施され、急進左派のバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)が2位のジョー・バイデン前副大統領らに大差をつけ、ニューハンプシャー州予備選挙に続いて連勝を収め、「フロントランナー」としての立場をさらに強化することとなった。

 州人口の白人人口比率が9割を上回っていたアイオワ州、ニューハンプシャー州とは異なり、西部ネバダ州はヒスパニック系の比率が約3割を占め、人口動態上もより多様性のある州である。それだけに、今回の勝利はサンダース氏にとり大きな意味を持つことになる。

注目の「スーパーチューズデー」

 ネバダ州党員集会が終わったことで、2月中に行われる「序盤州」4州での戦いは、残すところ、2月29日に行われる南部サウスカロライナ州予備選挙だけとなった。

 そして3月を迎えると、3日には大州カリフォルニアやテキサス、バージニアやノースカロライナなど14州で一斉に予備選挙が実施される「スーパーチューズデー」が行われる。その際、7月13日から16日の4日間ウィスコンシン州ミルウォーキーにおいて開催される民主党全国大会に出席する「誓約代議員」の34%が一挙に選出されることになる。

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