民主党大統領候補指名獲得に必要な「ブルームバーグ氏」の必須条件

執筆者:足立正彦 2020年2月26日
エリア: 北米
ネバダ州党員集会直前、テレビ討論会に登場したブルームバーグ氏(左端)(C)AFP=時事
 

【ワシントン発】 民主党のネバダ州党員集会が2月22日に実施され、急進左派のバーニー・サンダース上院議員(無所属、バーモント州選出)が2位のジョー・バイデン前副大統領らに大差をつけ、ニューハンプシャー州予備選挙に続いて連勝を収め、「フロントランナー」としての立場をさらに強化することとなった。

 州人口の白人人口比率が9割を上回っていたアイオワ州、ニューハンプシャー州とは異なり、西部ネバダ州はヒスパニック系の比率が約3割を占め、人口動態上もより多様性のある州である。それだけに、今回の勝利はサンダース氏にとり大きな意味を持つことになる。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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