大統領選に関心薄かった「ラスベガス」

執筆者:横田増生2020年3月2日
結局、ネバダではサンダースに及ばず2位となった(筆者撮影、以下同)
 

 ミシガン州からシカゴ空港を経由して、ネバダ州党員集会の前日、2月21日にラスベガスの空港に到着した。

 シカゴからラスベガスのフライトでは、両脇にアメリカ人男性に挟まれて座っていた。途中で私がトイレに立った間、2人は、たまたまこれから同じボクシングの試合を見に行くことが分かり、話がヒートアップする。

 1人が、

「オレ達の4列前に、元チャンピオンの●×というボクサーが座っているぞ」

 と言えば、

「そいつは数年前に死んだんじゃないのか? ネットで調べてみよう……。あっ、まだ生きている。こんな顔かい?」

「そう、この上から3段目の写真に近いなあ」

 などとボクシング談義で盛り上がる。

 そうだ、ラスベガスはボクシングやコンサートをはじめとした興行の街だったな、と思い出す。

 その間に、飛行機のキャプテンのアナウンスが入る。

「(トランプ)大統領の飛行機の出発待ちのため、着陸が10分ほど遅れそうです」

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