スウェーデン中央銀行「デジタル通貨」はどんな仕組みか
2020年3月6日

リブラ公式HPより
スウェーデンは、中央銀行デジタル通貨e-クローナの実験を始めた。
これが実際に発行されると、経済活動に大きな影響を与える。これがどのような仕組みになっているかを理解することが重要だ。
リクスバンクがe-クローナの実験を開始
スウェーデンの中央銀行である「リクスバンク」が、2月20日、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の実証実験を開始したと発表した。実験は、コンサルティング企業の「アクセンチュア」と連携して、2021年2月まで行う。
デジタル人民元を追い抜き、主要国では世界最初のCBDCの実証実験になる(カンボジアでは、2020年第1四半期にCBDCが発行されると報道されている)。
リクスバンクは、早くからCBDCの研究を行っていた。
「フェイスブック」がLibraを発表し、デジタル人民元の発行が予測されるに伴って、開発が加速化されたのだろう。
これは、「e-クローナ」と呼ばれるものだ。
なぜe-クローナを検討する必要があるかについては、リクスバンクが、2019年12月13日にホームページで説明していた。
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