ふだんは外国人観光客で大賑わいの札幌・二条市場なのだが……(C)時事
 

 この記事を読んでいる皆さんは、今どこにいるのだろうか。多くの方々は、1人あるいは家族と共に、自宅で何ともいえず悶々としているのではないだろうか。

 筆者も、これまではジム通いや何らかの用事で外に出たり、家族と旅行したりして週末を過ごしていたが、最近はジムも閉鎖、何となく外出を控えるべきという気持ちと雰囲気の中、自宅で中途半端な形で時間を過ごしていることが多い。

 これはもちろん、新型コロナウイルス(正式名称はCOVID-19)感染拡大に伴う政府の様々な活動の自粛や学校閉鎖の要請、報道などによる社会不安の広がりから、日本のみならず全世界的に、社会全体に漂う閉塞感や自制・自粛感が生まれているからだ。

 その結果、私たち個々人も何となく人混みへの不安感や回避感のようなものが生まれており、自宅に引き籠りがちな傾向、そしてそのような状況だからこそ、マスクや当面供給に問題はないと言われているトイレットペーパー、ティッシュペーパーの品切れパニックが起きたりしていると言えるだろう。

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