ホワイトハウスの広報担当者が公開した、主要な大手石油企業トップらとトランプ大統領との会談の模様。要は「業界のためにオレは頑張っている」という政治的パフォーマンスか
 

 政治とはまったく無縁の生活をしてきた筆者だが、今年2月12日、初めて国会の一角に足を踏み入れ、「参議院資源エネルギーに関する調査会」で意見陳述をする機会を得た。

 その折、議員先生方の質問・意見表明に強烈な印象を受けた。先生方はみな、24時間365日、「政治的」でなければならないのだ、と。

 筆者には、先生方の発言の1つ1つが、すべからく選挙民からどう見えるかを意識したものだと感じられたのだった。

 調査会の様子は、どれだけの人が見ているのかは不詳だが、インターネット動画でライブ配信もされているし、録画も向こう1年間は見られるとのことだから、気にされるのは当然だろう(【参議院インターネット審議中継】サイト上のカレンダーで、2月12日をクリック)。

 たまたま同日・同時間帯に、別の会議室で開催されていた「参議院国際経済・外交に関する調査会」に「さかなクン」が参考人として出席されていたためか、傍聴人の数は少なかった。だが、油断大敵なのだ。

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