ポスト「新型コロナ禍」の石油需要を考える
2020年4月19日

世界中の備蓄施設が間もなく満杯になり、そしてその後は……(写真はイメージです)
「不要不急」の反対語は何だろう。
葉桜が新緑にまみれて見えなくなり、季節の主役を薄紅色と純白のハナミズキに譲っている玉川上水旧水路緑道を、速足散歩しながら考えていた。
そもそも、反対語なんてあるのだろうか。
そのとき、不意に脳裏に浮かんできたのが、次の言葉だった。
「売り家と 唐様で書く 三代目」
大学に入って入部はしたものの文芸サークルとの両立が難しく、2カ月で「落研」を退部した筆者でも知っている「道楽者」を表現する言葉だ。
「不要」とは、必要ないもの。「不急」とは、急いでやる必要のないこと。
「道楽者」とは、「不要不急」のことに夢中になるオトコのことだ。
「新型コロナウイルス(COVID-19)」の蔓延・拡大を何とか食い止めようと、日本政府は「緊急事態宣言」を発布し、「不要不急」の外出自粛のみならず、いわゆるエンターテインメント全般もしばらく控えるようにと国民に要請している。
お国によって様態は異なるものの、「ロックダウン(都市封鎖)」を実行しているところも多く、「不要不急」がキーワードなっていることは世界共通のようだ。
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