中国が新型コロナ「封じ込め」より重視する「プロパガンダ大作戦」
2020年4月28日

中国のSNSで拡散された「偽テロップ」付きのCNNニュース
かつて、ソ連共産党指導者のヨシフ・スターリンは「量も質のうち」と語ったという。ナチスのプロパガンダ担当大臣だったヨーゼフ・ゲッベルスは「ウソも100回言えば真実になる」と主張したとされる。
そして現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生源である中国がまさにそれを実行している。
中国の情報操作とプロパガンダ
新型コロナの蔓延によって、世界中で日常生活も経済活動もままならない状態が続く中、今回の世界的大混乱の発端となったウイルスの「起源」についても情報が錯綜しており、混乱状態にある。
言うまでもなく、新型コロナの起源について、真実は1つしかない。だが、それが明らかになる可能性は低い。中国の共産党政権が真実を明らかにするつもりはなさそうだからだ。
それどころか、中国の政府関係者が「新型コロナは米国の軍人が持ち込んだ」とお決まりの責任転嫁に出たり、米軍の生物兵器だと指摘する声も出たりする有様だ。
こうした中国側の動きは、大規模なスピン(情報操作)またはプロパガンダのキャンペーンに他ならない。
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