ついにメスが入った中国「悪食文化」のルーツを探る
2020年4月28日
4月21日、WHO(世界保健機関)は、
「新型コロナの発生源が動物であることを、入手可能なすべての証拠が示している」
と発表し、発生源が噂されている武漢にある中国の研究機関であることを否定した。
だが、WHOが中国政府に“侵食”されていると見られているだけに、さながら「悪役レスラー」と組んだ「レフェリー」の判定のようなもので、俄かには信じ難い。
とは言うものの、アメリカが武漢に持ち込んだという説にも首を傾げざるを得ない。アメリカ犯人説の根拠として、大量のアメリカ軍人が新型ウイルス感染爆発直前の武漢に滞在していた点を挙げる向きもある。
たしかに昨秋、アメリカ軍人が武漢に滞在している。だが、彼らは第7回「CISMミリタリーワールドゲームズ」(10月18日~27日)への参加者であり、謀略工作要員と考えるのは単純に過ぎる。それに約100カ国から1万人ほどの軍人が参加していたのである。アメリカ軍人が不審な動きを見せたなら、どこかから“真相”は漏れ出すはずだが、それは現在に至っても聞こえてこない。
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