4月21日、WHO(世界保健機関)は、
「新型コロナの発生源が動物であることを、入手可能なすべての証拠が示している」
と発表し、発生源が噂されている武漢にある中国の研究機関であることを否定した。
だが、WHOが中国政府に“侵食”されていると見られているだけに、さながら「悪役レスラー」と組んだ「レフェリー」の判定のようなもので、俄かには信じ難い。
とは言うものの、アメリカが武漢に持ち込んだという説にも首を傾げざるを得ない。アメリカ犯人説の根拠として、大量のアメリカ軍人が新型ウイルス感染爆発直前の武漢に滞在していた点を挙げる向きもある。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン