GDP「マイナス成長」でも実は原油輸入量「増加」中国の思惑
2020年5月7日

中国では空いている貯蔵タンクでも内陸部にあると輸送コストがかかる(写真はイメージです)
先日、インターネット番組『国際政治チャネル』で、東京大学先端科学技術センター池内恵教授、同小泉悠特任助教と鼎談を行った(4月18日配信)。『フォーサイト』でも事前告知をしていただいたので、ご覧いただいた方も多いのではないだろうか。
また、その主要部分を「文字化」して再録した記事が『フォーサイト』にもアップされているので、まだの方はぜひご一読いただきたい。
■【再録・国際政治チャンネル】2020年 石油価格戦争(上)新型コロナがもたらす「文化変容」(2020年5月4日)
■【再録・国際政治チャンネル】2020年 石油価格戦争(中)「減産協議決裂」の裏にあった「もう1つの事件」(2020年5月5日)
■【再録・国際政治チャンネル】2020年 石油価格戦争(下)「サウジ一強」「シェール半減」の「ポスト・コロナ」シナリオ(2020年5月6日)
その鼎談の「前振り」として、用意していただいた最近のニュースから筆者は「中国の第1四半期GDP▲6.8%」を題材として、次のような話をした。
記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。