技術的な「壁」に英知を結集して挑むべし(LNG運搬船。写真はイメージです)
 

 GW最終日の5月6日、朝起きて『隠された危険:日本にはLNG在庫は2週間分しかない』(Hidden threat : Japan has only 2-week stockpile of LNG)という記事が『フィナンシャル・タイムズ』(FT)に掲載されているのを見たとき、やっと日本のエネルギー政策の問題点を指摘する記事が出てきたか、とにんまりしてしまった(東京時間2020年5月6日7:00頃の掲載)。

 ところが、サブの見出しが『新型コロナがフクシマ後の日本の脆弱性を明らかに』(Coronavirus exposes nation’s post-Fukushima vulnerability)となっているのを見て、あれ、何かが違う、と首を傾げた。

 さらに見ると、記事の著者が「Suguru Kurimoto, Nikkei staff」となっている。『日本経済新聞』の記者が書いているようなのだ。聞いたことのない名前だが、エネルギー担当なのだろうか?

 読み通したら、最後に次の一文があった。

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