シェール減産で「環境汚染」は改善し続けるか
2020年6月2日

減産によってこうしたフレアーも減少しているが……(写真はイメージです)
17歳の環境少女グレタ・トゥンベリさんはどう考えているのだろうか?
「新型コロナウイルス」パンデミックにより、経済活動が大幅に収縮しているため、世界各地で環境が改善されているという。
これは喜ばしいことなのだろうか?
先進各国は「ロックダウン」により相当程度の抑え込みに成功し、徐々に経済活動を再開させている。当然のこととして環境改善の動きはふたたび逆転し、元に戻ろうとしている。
これは嘆かわしいことなのだろうか?
6月1日、『フィナンシャル・タイムズ』(FT)が報じている「Permian gas pollution halves in upside of oil crash」と題する記事を読んで、考え込んでいる。
確かに、気象情報会社『ウェザーニューズ』が4月22日に『4月22日は地球の日(アースデイ) 新型コロナで地球環境は改善か』と題して報じているように、世界の空気は綺麗になっている印象がある。だが、これは「三が日」に都心の空が澄んでいるのと同じことでしかないのではなかろうか。
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