空席が目立ったオクラホマの集会会場(C)AFP=時事

 

 11月3日に投開票が予定されている米大統領選。現職のドナルド・トランプ大統領と、民主党の大統領候補指名を確実にしているジョー・バイデン前副大統領の一騎討ちになるが、今回の選挙はこれまでとは様相が違う。

 というのも、新型コロナウィルス感染の拡大によって候補者が思うように活動できていないからだ。

空席だらけだった選挙集会

 新型コロナが少し落ち着いたかに見えた20日、トランプはオクラホマ州タルサで3カ月ぶりに選挙遊説を再開し、大恥をかくことになった。

 この遊説の少し前にトランプは取材で、

「会場は2万2000人収容できるアリーナだが、参加希望者が多すぎて隣の会議場も借りるので、4万人規模の集会となるだろう」

 と得意げに語っていた。

 事実、事前に100万人以上のオンライン予約があったという。

 それが蓋を開けてみると、当日会場は空席だらけ。その様子はニュースでも大きく報じられた。流石のトランプもあまり多くを語らなかったが、実はその裏には、ある「勢力」の存在があった。

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